【タイムズ】名誉理事長先生とのお別れの会
2018.5.15
城南静岡タイムス
5月11日(金)、5階講堂にて、今年1月5日に亡くなられた名誉理事長である増田亮雄先生のお別れの会が行われました。
あいさつの後、名誉理事長先生の生前の功績が紹介されました。
会の中では、名誉理事長先生のお人柄を偲び、廣瀬校長先生は次のようにお話しされました。
「昭和の時代の卒業生の進路はほとんどが就職でした。当時、校長先生であった、亮雄先生の卒業生に対する思いを原文のまま一部抜粋して読ませてもらいます。
『人々が仕事を立派にやり遂げることに関心と誇りを持つということは、大切な生き方であろうと思います。今年卒業する皆さんは、卒業と同時にいよいよ職場について仕事をするのであります。私達の栞には、「仕事は忠実、務めは責任」と教えております。この精神を是非忘れないで欲しいと思うのであります。
ある会社のトイレの壁に落書きが一杯書いてありました。会社の上役が注意を重ねても、ペンキで塗装しても、どうしても落書きが絶えないのです。ところがピッタリ落書きがやみました。それは、トイレ掃除のおばさんの張り紙があったからです。張り紙には、おばさんのたどたどしい文字で「私の大切な職場を汚さないでください」と書いてありました。人から嫌われている仕事に誇りを持って胸を張って責任を果たす、おばさんの一言に沈黙したのであります。どんな仕事、立場でも、まごころを持って責任を果たして欲しいと思うのであります。』昭和63年3月 校友会誌掲載」
最後に、増田亮雄先生のご冥福をお祈りし、黙禱を捧げ校歌を歌い終了しました。