【テニス部】手のひら講習会
2020.7.8
高等学校
部活動
テニス部
7月6日(月)、雨。
テニスの起源は紀元前のエジプトで行われていた宗教的儀式までさかのぼるようです。
時は過ぎ、やがてヨーロッパにもイスラム教徒(アラビア語を話します)がやってきて、フランスの宗教関係者が関心を持ち、「手のひらの遊び」という意味のjeu de paume(ジュドポーム)へと発展していきました。
最初は手のひらでボールを打っていたんでしょうね。
ところで、テニスの語源はフランス語で「つかむ・取る」を意味するtenir(トゥニール)の命令形tenez(トゥネ)だと言われています。
サーブを打つ際に、相手に向かって「取って!」と声を掛けていたのでしょう。
そして、テニスはイタリアへ渡り、gut(ガット)を張ったracket(ラケット)が誕生しました。
gutとは消化器官(主に胃・腸)を指す言葉です。
当時は羊の腸を伸ばして使っていました。
現在、私たちはナイロンやポリエステルのストリングスを使っていますが、錦織圭選手や大坂なおみ選手は今でもgutを使っているそうです。
また、racketの語源はフランス語のraquetteですが、これはアラビア語のrakhat(手のひら)が由来だそうです。
そう言えば、この前の練習でA先生がサーブを新入生に教えているときに「ラケットは縦に握って手のひらで打て」って言っていたのを思い出しました。