【タイムズ】3学期が始まりました
2019.1.15
城南静岡タイムス
1月7日(月)に始業式を行いました。始業式の中では、校訓唱和、そして校歌を歌いました。始業式が終わってようやく3学期が始まったのだなと思いました。
なお、式の中で、校長先生はこのように話してくださいました。
新年あけましておめでとうございます。今年のお正月はいかがでしたか?
1月、私たちは、新しい年を祝って「あけましておめでとう」と言い合います。「お正月には力がある。」と言った人がいます。それぞれが背負っている現実は決して幸せなことばかりではありません。だからこそ、年の初めに「おめでとう」と新年を祝いながら、希望や夢を確認することが大事であると。
「何となく、/今年はよい事あるごとし。/元日の朝、晴れて風なし」
まさに、今年の元旦の天気でした。
ところで、毎年のことながら、年末年始にかけてスポーツ界は大にぎわいです。その中で新年早々実施される、東京・箱根駅伝はテレビ放映され大人気です。高校3年生の中には、4月から自分が進学する大学が出場しているため、声援に力が入った人もいたかと思います。
駅伝は、一般道路の交通を遮断し、一定の距離を何人かで分担して走るリレー競技です。一定の距離をお互い分担して走るリレー方式は、連帯を求めるいかにも日本的な発想です。
さて、東京・箱根駅伝は有楽町の読売新聞社前から箱根の芦ノ湖までの往復217.9キロメートルを10人のランナーによって、一本の「襷」に夢を託して走破するレースです。今年の優勝は東海大学で2位は青山学院大学でした。往路・復路のすべての中継地点で、先頭走者から20分以上遅れたチームは「襷」をつなぐことはできません。また、次回の大会へのシード権は上位10位までで、11位以下の学校は、次年度へ「襷」をつなぐことはできず、予選会から熾烈な戦いが待っています。「襷」は、チームをつなぐ糸、学校の名誉と誇り、そしてチームの血と汗と涙がしみ込んでいます。つながりがきれることは、学校、チームにとって一大事件なのです。
長い距離をひたむきに走る駅伝・マラソンは、人生そのものの縮図であるとさえ言われています。平坦な所ばかりではありません。起伏の激しい坂道もあります。そうした苦難を克服するためには、日頃からの、たゆまぬ努力と訓練が必要です。スポーツにも勉強にも共通している事実です。
みなさん各自も、1学期から2学期、さらに3学期へと節目、節目の「襷」を自分でしっかりつないでください。皆さんの努力と頑張りを期待して挨拶を終わります。